AI議事録作成ツールは、会議内容の議事録作成にかかる時間と労力を大幅に削減し、業務の効率化と情報共有のスピードアップを実現します。「聞き逃しや誤記が多い」「内容にばらつきが出る」など、会議後の議事録作成に課題を感じている場合は、AIツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事では、おすすめの AI議事録作成ツールを5つピックアップし、各ツールの特徴やプランの詳細をわかりやすくまとめています。ツール選びのポイントや導入時の注意点も解説していますので、業務へのAI活用をお考えの方はぜひ参考にしてください。

AIを駆使した議事録ツールは「Texta」がおすすめです。

AI議事録作成ツールとは

AI議事録作成ツールとは、会議の音声データをAIがテキスト化し、要点をまとめた議事録を生成するツールです。音声認識技術や自然言語処理によって、話者ごとの発言を自然な言葉で書き起こし、さらに内容をわかりやすく要約する機能も備えています。議事録作成の手間を大幅に軽減できるのはもちろん、記録の精度と一貫性が保たれることで、抜け漏れのないスムーズな情報共有が実現します。

AI議事録作成ツールの基本機能

AI議事録作成ツールの基本的な機能は下表を参考にしてください。

機能 内容
自動文字起こし 会議の音声をリアルタイムで文字起こしする機能
自動要約・要点抽出 長文の文字起こしデータから要点を抽出し、読みやすい議事録を自動で生成する機能
話者識別 複数人の声を識別し「誰が何を話したか」を明確にする機能
フィラー除去 「あのー」「えー」などの無意味な発話(フィラー)を自動で除去する機能
データ編集・共有 作成したデータをクラウド上に保存し、文字起こしや議事録データの編集、関係者間での共有が行える機能
翻訳 文字起こしデータを翻訳する機能

AIを活用した議事録ツールは「Texta」がおすすめです。

おすすめAI議事録作成ツール5選

議事録作成に対応しているおすすめのAIツールを7つピックアップしました。

各ツールの特徴やプランをまとめていますので、ツール選びの参考にしてみてください。

Texta

サービスサイト:Texta

Texta

Web会議の音声を即座に書き起こす「リアルタイム文字起こし」と、音声データをテキスト化する「音声ファイル文字起こし」の両方に対応しているツールです。文字起こしした文章はAIが項目分けや決定事項をまとめ、その場ですぐに議事録を生成します。文字起こしデータや議事録データはクラウド上に保存できるため、チーム内での編集・共有がオンラインで完結し、情報共有のスピードと正確性が向上します。

ライト スタンダード プロ エンタープライズ
月額 15,000円 30,000円 50,000円 問い合わせ
通常文字起こし 無制限 無制限 無制限 無制限
音声ファイル・補正文字起こし 30時間/月 100時間/月 300時間/月 無制限
最大ユーザー数 5人 15人 35人 無制限

スマート書記

サービスサイト:スマート書記

スマート書記

会議の概要を作成する「要約機能」や、議題や要点を整理する「要点抽出機能」など、議事録作成を自動化・効率化する「AIアシスト」が搭載されているツールです。最大20名までの発話者の識別が可能な「自動話者分離機能」もあり、誰が何を話したかを明確に記録することができます。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットにも対応しており、現場や外出先などPC環境が整わない場所でも録音可能です。

ライセンス料 AIパック
月額 10,000円〜 問い合わせ
ユーザー数 人数によって金額変動 人数によって金額変動

AI議事録取れる君

サービスサイト:AI議事録取れる君

AI議事録取れる君

マイクからの音声をAIが文字起こしし、小見出しと箇条書きの要約を即座に作成できるツールです。AIが認識しづらい専門用語や固有名詞をあらかじめ登録しておくことが可能で、文字起こし・議事録生成の精度を高められます。自動翻訳機能も搭載されており、発言ごとに翻訳結果が表示されるため、多言語ミーテイングにも対応できます。

Personal Enterprise
月額 980円 5,500円〜
定額議事録収録時間 3時間/月 10時間〜/月
音声の最大保存容量 無制限 無制限
作成できるチーム数 300

AutoMemo

サービスサイト:AutoMemo

AutoMemo

文字起こし正解率が98.9%と、テキスト化の精度の高さに強みを持つツールです。文字起こしデータはAIが自動で議事録を作成するほか、テキストの内容から「誰が・いつまでに・何をするのか」をToDoリストとしてまとめることもできます。パソコンでの直接録音や音声・動画ファイルのアップロード、専用ボイスレコーダーを使った録音などに対応しており、会議の規模や形式を問わずさまざまなシーンで活用可能です。

お試し スタンダード プレミアム
年額(サブスク) 無料 15,360円 23,760円
文字起こし時間 1時間/月 30時間/月 30時間/月
要約回数 1回/月 1回/月 10回/月

※月払いあり

※初回のみ1か月分買い切りあり(スタンダード:1,580円、プレミアム:2,280円)

YOMEL

サービスサイト:YOMEL

YOMEL

会議中のすべての発言がテキスト化され、自動要約や要点の箇条書き、Q&Aの生成、重要な発言のブックマークなど、実務に役立つ多彩な機能を備えたツールです。チームごとに機能の権限やログの閲覧を設定できるグループ管理機能や、顧客との会議内容を把握・フォローしやすくするマネージャー層向けの管理機能も搭載されています。

スターター スタンダード ビジネス エンタープライズ
月額 28,000円 95,000円 180,000円 問い合わせ
使用時間 30時間/月 130時間/月 300時間/月 問い合わせ
ID数 無制限 無制限 無制限 無制限

AI議事録作成ツールの選び方

会議後の議事録作成の手間を大幅に削減できるAIツールですが、選び方を間違えると自社で活用しきれない可能性があります。以下に挙げる3つのポイントを確認し、自社に適したツールを見極めましょう。

利用シーンに合っているか

AI議事録作成ツールを導入する際は、まず自社での利用シーンを確認することが重要です。多機能なツールは魅力的に見えますが、機能が多すぎるとオーバースペックとなり、結局使いこなせないケースも少なくありません。「どのような場面で使うのか」「どの機能が業務に必要か」を事前に整理し、自社の業務内容や体制にフィットしたツールを選ぶことが大切です。

音声認識(文字起こし)の精度が高いか

完成度の高い議事録を作成するためには、その前提となる「音声認識(文字起こし)」の精度を重視する必要があります。発言内容が正確にテキスト化されなければ、データ生成後の確認や修正に時間がかかり、かえって負担が増してしまうことも考えられます。特に専門用語や固有名詞が頻出する業界では、業界別音声認識や単語登録機能が搭載されたツールを選ぶと、精度の高い文字起こしが可能になります。

AIを活用した議事録ツールは「Texta」がおすすめです。

チームで利用しやすいか

AI議事録作成ツールは、個人よりもチームでの活用が前提となるケースが多いため、データの編集・共有のしやすさも重要な検討ポイントです。例えば、議事録データをクラウド上に保存できるツールであれば、メンバー間でリアルタイムに情報を共有でき、内容の編集や追記もスムーズに行えます。こうした機能が備わっていれば、会議後すぐに情報を整理・展開できるため、業務のスピード感やチーム内の連携が向上します。

導入時の注意点と運用のコツ

AI議事録作成ツールを導入する際に押さえておきたいポイントを以下にまとめました。

無料トライアルで操作性を確認する

自社に適したツールをある程度絞り込んだら、無料トライアルやデモンストレーションを活用し、実際の操作性を確認してみましょう。画面構成や操作フローが直感的で使いやすいか、チームメンバーがスムーズに活用できるかどうかは、実際にツールに触れてみなければ判断できません。導入後の定着を見据えたうえで、操作性や機能性を現場目線で検証し、疑問点があればその都度解消しておくとよいでしょう。

「Texta」を無料でトライアルする

セキュリティや情報管理体制をチェックする

会議の音声データには社内外の機密情報が含まれる可能性が高いため、各ツールのセキュリティ対策や情報管理体制を事前に確認しておくことが重要です。サービスサイトの「利用規約」や「プライバシーポリシー」などを参考にセキュリティ方針をチェックし、安心して利用できるツールを見極めましょう。

社内の運用ルールを明確にする

使用する会議の範囲や議事録の確認・共有フローなど、基本的な運用ルールを整備しておくことで、ツールの定着と継続的な活用が促進されます。特に、会議中の音声品質は文字起こしの精度に大きく影響するため、推奨されるマイクの種類や設定方法、録音に適した環境などはガイドラインを設け、あらかじめ社内で共有しておくことをおすすめします。

おわりに

議事録作成にAIを活用することで、これまで手作業で行っていた文字起こしや要約の手間を省き、会議後すぐに必要な情報を整理した議事録を作成できるようになります。効率化だけでなく、内容の正確性や情報共有のスピードも向上し、会議の生産性を高める効果が期待できます。

AI議事録作成ツールには多様な種類があり、それぞれ特徴や強みが異なります。まずは自社の利用シーンや必要な機能を明確にしたうえで、無料トライアルやデモンストレーションを通じて操作性を確認することをおすすめします。

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